2014年 09月 08日
醍醐寺のすべて 奈良国立博物館 |
醍醐寺の文書聖教7万点が国宝に指定された記念に特別展が
奈良国立博物館で開催されています。(7月19日~9月15日)
奈良の東大寺と醍醐寺は、開山の聖宝から関係が深いのです。
聖宝は、東大寺に東南院を開き三論・真言兼学の場としました。
平氏の南都焼き討ちの後、東大寺を復興した重源は醍醐寺の出身です。
また西大寺を復興した叡尊も醍醐寺出身なのです。
醍醐寺と南都はこのように縁が深いため、今回奈良国立博物館で
「醍醐寺のすべて」が開催されました。
今回の見所の一つは、上醍醐の五大明王像が初めて揃って山を降り
展示されたことでしょう。上醍醐からこれらの像を降ろし運ぶのも
かなり大変だったようです。(VTRでの記録も映写されています)
不動明王像です。
降三世明王像です。
軍荼利明王像です。
金剛夜叉像です。
最後に、大威徳明王像です。
五大明王像の内、平安時代作製のまま残っているのはこの像だけです。
(その他の像は、当初のものは焼失し江戸時代初期に造りなおされています)
快慶作の不動明王坐像と弥勒菩薩坐像もさすがに見ごたえのある像でした。
文書、聖教、仏画、仏像、密教道具など大変多くの展示がされていました。
これだけのものが、1000年を超えて伝えられていることに驚くとともに
先達の努力に頭が下がる思いです。戦火や火災で貴重な遺産がなくなる一方で
このような遺産が残されているのは、奇跡に近いのではないかと思います。
奈良国立博物館で開催されています。(7月19日~9月15日)
奈良の東大寺と醍醐寺は、開山の聖宝から関係が深いのです。
聖宝は、東大寺に東南院を開き三論・真言兼学の場としました。
平氏の南都焼き討ちの後、東大寺を復興した重源は醍醐寺の出身です。
また西大寺を復興した叡尊も醍醐寺出身なのです。
醍醐寺と南都はこのように縁が深いため、今回奈良国立博物館で
「醍醐寺のすべて」が開催されました。
今回の見所の一つは、上醍醐の五大明王像が初めて揃って山を降り
展示されたことでしょう。上醍醐からこれらの像を降ろし運ぶのも
かなり大変だったようです。(VTRでの記録も映写されています)
不動明王像です。
降三世明王像です。
軍荼利明王像です。
金剛夜叉像です。
最後に、大威徳明王像です。
五大明王像の内、平安時代作製のまま残っているのはこの像だけです。
(その他の像は、当初のものは焼失し江戸時代初期に造りなおされています)
快慶作の不動明王坐像と弥勒菩薩坐像もさすがに見ごたえのある像でした。
文書、聖教、仏画、仏像、密教道具など大変多くの展示がされていました。
これだけのものが、1000年を超えて伝えられていることに驚くとともに
先達の努力に頭が下がる思いです。戦火や火災で貴重な遺産がなくなる一方で
このような遺産が残されているのは、奇跡に近いのではないかと思います。
by gokannokyouto
| 2014-09-08 17:18